敷地の大きさは33u(10坪)で、小さなお店と住宅の入り混じるとても
のんびりとした街の路地沿いにあります。 裏側が児童公園に面しています。
『大きな住宅よりちいさな住宅の方がファンタジーがありますよね!!』
これは設計途中に建主さんがおっしゃった言葉です。
例えば公園の小さな東屋にいると、東屋にいるというよりも
『公園そのものにいる』という気持ちになります。
この住宅もプライバシーは守りながらも、敷地があまりにも小さい事で、
大きな公園や街の存在が「住宅である事」を飲み込んで、
まるで公園に住んでいるかのような、
街そのものが敷地であるかのような、
そんな体感を獲得できるような住まいを目指しました。
敷地面積:33.2u 建築面積:20.5u 延べ床面積:109u
構造:森永信行/MONO 施工:手塚工務店 /協力:平鍛冶 小原歩(特注スチールワーク)
photo:繁田論