もともとここに建っていたアパートの名前も「グリーンハウス」。
緑溢れる場所になって欲しいという願いの込められた名前だったとの事でした。
そこで、最初から名前を継承する事を決め、十分な貸し室面積を確保しつつも
可能な限り植栽可能な地面を 残すようなすがたかたちを検討しました。
残った地面には木々がすくすく育つ余地があり、暮らしは四方八方に向かっています。
いびつな小さな家が3棟並んだような佇まいは今にも歩き出しそうです。
ひとつでありつつも、それぞれでもあるような。そんなコトどっちでもいいような。
不安な時代に「正解などはないのだよ、どっちを向いていてもへっちゃらさ!」と
語りかけてくれるような、そんな建築を目指しました。
敷地面積:201u 建築面積:109u 延べ床面積:193u
構造:桑子亮/桑子建築設計事務所 施工:宮嶋工務店 /協力:平鍛冶 小原歩(特注スチールワーク) 高橋園(植栽)
賃貸管理、募集:TPO タカギプランニングオフィス
photo:傍島利浩