大山さんの家

house for ooyama




東京都武蔵野市 / 住宅 / RC+木造(地下+地上2階) / 夫婦+子供2人

2016






角地に住まいを設計する、というのは、思いの外難しいものです。


まず家は、家族の暮らしを守る安心できる「うつわ」である必要があります。


家とは、何と言ってもパンツ一丁で、ぶらぶらする場所なのだから。。。


同時に、角地というのは、半分くらい街のものであるべきなんじゃないか、という思いもあります。


見通し、

目印、

雨宿り。



街の角地が素敵な場所だったら嬉しいな。


そんな事を同時に考える時、いつも大木や、大きなゾウの有りようを想像します。

大きな口を開けている水辺のカバやワニを想像します。



大きくて、分厚い皮膚を持つ彼らは、もはやどこまでが自分の肉体なのか、分かっていないのかも知れません。

その事が幸いして、悠々と自分の命を紡ぎながら、同時にいろんな生き物の居場所にもなっています。

、、、、とまぁ、そんなコトを考えつつも、


やっぱり、、、、、。


家は、食堂! ! ! !




























































敷地面積:92u   建築面積:54u  延べ床面積:128u 
   
構造:名和研二 なわけんジム 

施工:匠陽  /ハタノワタル(和紙)/アトリエベガ(特注金物)/高橋園(造園)/ポーターズペイント(特殊塗料)

photo:西久保毅人